2011年6月(ロシア、イタリア、イギリス) 本文へジャンプ
 

2011年6月11日 フィレンツェからヴェネチアへ

今日はフィレンツェからヴェネチアへの移動の日。列車は午後なので、午前中はゆっくりする。それでも1つぐらい美術館に行ってみようかと思い、アカデミア美術館を目指す。知ったか振りで通ったことの無い道を進むと、迷ってしまった。しかし、ジョットの鐘楼や太陽の位置で、大体の検討は付く。元々ドゥオーモまで行ってそこからアカデミア美術館を目指せば道順は簡単だったので、仕方なく、ドゥオーモまで行く。そこから、再度アカデミア美術館を目指す。なぜここに行きたいかというと、シニョリーア広場にあるダビデ像のオリジナルがあるから。さて、ドゥオーモから行くと、簡単にアカデミア美術館に到着した。すると、長蛇の列。そう言えば、今日は土曜日。だからいつもより人が多いのか。これでは、この後食事をしていると列車に間に合わなくなりそうなので、入口の写真だけ撮って、ドゥオーモまで戻る。

ドゥオーモからシニョリーア広場までの道はカフェやバールがいろいろある。昼食には少し時間があるので、途中のセルフサービスと書いてあるカフェでジェラートを食べる。ストロベリー味を選択。美味しかった。ちなみにサイズはピッコロ。ピッコロとは小さいという意味。楽器を考えれば納得。



 

そのあと、シニョリーア広場の近くで食事をしようかと思ったが、せっかくガイドブックもあるので、この近くでのオススメの店がないか調べてみる。フィレンツェの家庭料理の店というのがあった。店の名前は「マリオーネ」。

12時からなので、店の前の椅子に座り時間になるのを待つ。他にも観光客らしき人達が店の前のメニューを見ている。12時になったが、始まる気配が無い。他の観光客も入っていいのか戸惑っているようなので、扉を開けて、「入っていいですか?」と聞くと後10分待てという。他の人たちに後10分だそうです、というとしょうがないね、という感じ。すると、地元の常連らしき人が4〜5人はいっていった。えっ、入っていいの?どうなっているという感じはしたが、続いて入った。1人というと、壁側の席を指示された。ほどなくウェイターが来て、水はいるかと聞くのでいると答え、ガス無しを指定。今度は別のウェイターが注文を取りに来た。ボンゴレはあるかと聞くと、無いという。確かにメニューには無かった。では、ということで、メニューにあるグリーンソースのパスタにした。直ぐに出てきた。日本でかけそばを頼んだ感じのタイミング。アルデンテのフェットチーネにグリーンのソース。ソースの中身は不明。そのまま食べると比較的あっさりしている。別に粉チーズが出てきたので、粉チーズをたっぷりかけて食べる。美味しかったです。



 

さて、出発の時間もせまってきたので、ホテルに戻り、あずけておいたスーツケースを受け取り、駅へ行く。少し待つと電光掲示板に列車のプラットフォーム番号が表示された。



 

まだ早いがホームへ行くことにした。すると、30分近く前なのに、列車が入ってきた。一通り降りる人を待って乗車する。今回は、始発ではないので、乗客が乗っている。スーツケースを置く場所は一杯。仕方なく、自分の座席の上の棚にスペースを作り、スーツケースを上げた。(重さと高さで上げるのに一苦労した)

予定時間になり、発車ベルもなく、するすると発車。

ローマからフィレンツェ間で乗ったユーロスターには各座席にACコンセントが付いていたが、今度乗ったユーロスターには付いていない。やはり色々な型の車両があるんですね。途中、数駅停車してまもなくヴェネチア。両側が海に囲まれた橋を渡り、いよいよヴェネチアに入る。駅を出ると目の前が運河。

多くの観光客で賑わっている。その中を少し歩くと直ぐにホテルがあった。



 

チェックインを済ます。フロントは非常に愛想が悪い。日本人を馬鹿にしているのか、一人旅を馬鹿にしているのか?

部屋に案内される。可愛い感じの部屋。天井が斜めになっており、屋根裏部屋という感じ。外が見えないが、天窓から燦さんと陽の光が差し込んで明るい。



 

 

まずインターネットを接続しようとすると、1日10ユーロだと。しかたないが接続する。接続はOK。

一休みして、外に出る。とりあえず街の感じをつかむために、歩いてみる。すると、まるで迷路。細い路地が四方八方に広がっている。中には行き止まりも。景色がどこも同じに見えるし、道が狭いので、ランドマークになるものが無い。唯一太陽の方角で、方向の見当を付ける。行きは良いが、帰れるのか?少し不安になる。一応地図を見ながら歩いたつもりなのだが、全く地図と実際の道がかみ合わない。あるはずの教会が無かったり、突然現れたり。それでもサン・マルコ広場への道順だけは矢印で表示されているので、明日サン・マルコ広場に行くのは問題なさそう。



 

 

もう地図を見るのをあきらめ、歩き続けると、突然リアルト橋に出た。ここがリアルト橋か。まわりは露店ですごくにぎやか。



   

運河はゴンドラやボートがひっきりなしに行き交っている。

今日はここまでにして、戻って夕食にしよう。と戻り始めると、どうもさっき来た道と感じが違う。どこで間違えたのか?でも多くの人が同じ方向に歩いているので、付いていく。すると、また突然駅前の橋が現れた。元の場所に戻れたわけだ。ほっとして、橋のたもとのピッツェリアで夕食。今日は、ピッツァ・カルボナーラ。



 

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