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2014年10月クラッチ交換 154,474km

とうとうクラッチ交換です。もう現在のクラッチで10万km以上走っていますので、充分もってくれたと言って良いでしょう。
944はトランスアクスルと言って、エンジンは前、トランスミッションは後に付いていて、その間をトルクチューブというもので繋いで、エンジンの力を後輪に伝えています。そして、クラッチは、エンジンのすぐ後に付いています。つまり車の前方にあります。
ただ、クラッチ交換をする際には、後方にあるトランスミッションも外さなければなりません。
これがトランスアクスルのトランスミッションです。


そして、前方にあるクラッチの部分がこちら。


ケースを外すと、クラッチが見えます。


クラッチを外したところ。


こちらがクラッチプレート側。クラッチプレートには、振動を抑える為に、ゴムが付いています。下の写真の中央の円筒部分。
本当は上下一体なのですが、上下が切れて分かれてしまっています。さらに、斜めにクラックが入っています。
オリジナルのクラッチは、このように、ゴムを使って振動を抑える構造の為、このゴムが切れてしまう問題があります。
普通、クラッチの寿命はクラッチプレートが磨り減ってしまうことで寿命になると考えられますが、944の場合、このように、防振ゴムの方が先に切れて寿命になってしまうのです。このクラッチも、クラッチプレート自体はまだ半分程残っていました。


そして、こちらが新しいクラッチ。
ごらんのように、ゴムではなく、スプリングで振動を抑える構造になっています。このスプリングタイプは純正と同じものですが、社外品です。






クラッチを押し付けるスプリング。放射状に板ばねが並んでいます。


新しいクラッチを組み付けた状態。


これで、また車が新車に近づきました。

■クラッチ交換 作業内容
・エキゾースト脱着
・トランスアクスル脱着
・トルクチューブ脱着
・ベルハウジング脱着
・クラッチ脱着交換
・ドライブシャフトグリス補充
・各部給油
・フライホイール脱着
・クランクシール交換
・パイロットベアリング交換

■クラッチ交換 使用部品
・クラッチキット
・カバーボルト
・オイルシール
・パイロットベアリング
・ショートパーツ グリス




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