2016年10月10日 長野県伊那市分杭峠
10月10日(月)
私の会社は通常平日の祭日は休みにはならないのですが、今日は特別。会社のイベントの関係で、カレンダー通りお休みです。
朝はゆっくりと起き、朝食を食べに人気のお店へ。「MEGANE」というパン屋さんです。パン屋さんですが、レストランにもなっており、自家製のパンを使ったホットサンドが人気です。早く行かないと売り切れてしまう程の人気。
無事店内に入り、オーダー。
今日のおすすめは、ソーセージの入ったホットサンド。それにスープが付いています。
程なくしてスープが登場。パンプキンのスープ。濃厚で美味しいです。自然の味がします。
そしてホットサンド登場。
おお、凄いボリューム。ホットサンドという事で、よくある押しつぶしたホットサンドを想像していましたが、ここのホットサンドは普通のサンドイッチタイプですね。さすがにパン屋さんだけあって、パンが美味しいです。外側はカリッと焼かれて、中はもっちり。
さて一通り食べ終わり、お会計。何とこれだけ食べて500円。ワンコインです。これなら人気があるのも頷けます。
さて、ここからが今回の旅の本番。長野県伊那市の分杭峠を目指します。
分杭峠とは、有名なパワースポットです。
以前テレビで紹介されたことをきっかけに、人気のパワースポットになったようです。しかし、分杭峠は本当に山の中にあり、駐車場も無く、峠に至る道も狭いそうです。そこに観光客が押し寄せた為、大渋滞。道が狭いので事故も多発。ということから、今では、マイカーでの乗り入れが禁止され、麓の駐車場に車を止めて、シャトルバスで分杭峠へ向かうルールになっているそうです。
まずは、カーナビをセット・・・と思いましたが、シャトルバスの発着場など検索できず、それらしい場所を適当にセットして出発です。
まずは、長坂ICから中央自動車道へ。名古屋方面へ進みます。
小淵沢、諏訪南、諏訪、伊北、伊那と進みます。確か伊那ICで降りるはずと思いましたが、カーナビは、真っ直ぐ進む道を指示。あれ?と思いつつも直進、駒ケ根ICで中央道を降りました。そこから分杭峠を目指すのですが、どうも事前のチェックと経路が違います。一度車を止め、再度チェックすると、やはり県道49号線で分杭峠へ向かう道をカーナビが案内しているようです。確かに、この道が近いのですが、分杭峠に近づくにつれ、道幅が狭くなるので、ネットの情報では、この道は通らない方が良いと書いてありました。私の車は車幅が広いので、無理して進み、通れなくなると困るので、仕方なく再度駒ケ根ICから伊那ICまで戻ることにしました。想定外の時間ロス。
さて、気を取り直して、伊那ICまで戻り、県道87号線、国道361号線と抜けて、国道152号線に入ります。後は道なりに進めば、シャトルバスの乗り場に到着できるはず。
国道152号線でも山深く進むにつれ、道幅が極端に狭くなってきました。対向車との擦れ違いはギリギリです。それでも何とかシャトルバス乗り場のある駐車場に到着できました。
駐車場には結構車が止まっています。
バス乗り場で分杭峠までの往復乗車券を購入して、シャトルバスに乗り込みます。
マイクロバスなのですが、お客さんで満席でした。バスは結構なペースで狭い国道を進んでいきます。どうやら、峠の係員と無線で、どんな車が対向車線側を走ってくるか連絡を取り合っているようです。大きな車が来ることが分かっている場合には、道幅の広い所ですれ違うタイミングを図るのでしょう。
何とか無事に分杭峠に到着。
バス乗り場には、帰りのシャトルバスを待つ観光客が大勢並んでいます。とても一回では乗り切れない人数です。ちょっと帰りが不安になりました。
さて、バスを降りると、バス乗り場には、「気場」と書いた看板と場所を示す矢印があります。バスを降りた人たちは皆そちらへと歩いて行きます。
しかし・・・。
ネットの情報では、この看板の方向にパワースポットは無いという事です。矢印の方向ではなく、山奥へと進む砂利道を歩いて行くのが正しい方向らしいのです。ネットの情報が正しいかどうか分かりませんが、一応信じて、砂利道の方へと歩いてみました。他にはだれも歩いていません。
少し心配になったころ、前方から歩いてくる人がいました。ああ、この先に何かあると思い、少し安心。その後も前方から歩いてくる家族連れなどがいます。やはりこの先にパワースポットがあるのかも知れません。
それにしても、結構な距離です。元々、ここのパワースポットは開運や恋愛成就などの為ではなく、本当に体の悪い方々の為の場所のようです。でも、本当に体が悪かったら、こんなに歩けないのでは無いか?と思ってしまいます。ここまで歩ける時点で元気なんじゃないの?と。
まあ、それは置いておいて、前方に、開けた場所が見えてきました。人が沢山います。
ネットで見た写真と同じ場所のようです。まずは一安心。
奥には川が流れています。岩がごろごろ。川は小さな滝のように何段かに分かれ流れ落ちてきます。ただ、この段々は自然の状態ではなく、コンクリートで補強された跡があります。
ここがパワースポットなのか?鈍感な私には何も感じません。またまたネットの情報によると、ここでは、方位磁石がグルグル回るとか、そういう事が起きるらしいです。なので、わざわざ方位磁石を持参しました。スマホにもコンパスアプリは入っていますが、ちゃんと磁石で作ったアナログの方位磁石の方が良いだろうと思い、持参しました。私の他にも、方位磁石を持参した人が何人かいます。普通に方位磁石を持った状態では、正しく北を示し、針は停止します。まあ普通です。そこで、近くに落ちている石に磁石を近づけてみます。・・・何も起こらない。近くで同じような事をしている人がいたので話を聞くと、「白い石の中に、磁力を持ったものがある」との事でした。
私は「?」と思いました。というのは、磁力を持った石は通常鉄分が多く含まれているので黒っぽいはずなんです。例えば、富士山麓の青木が原樹海の中で磁石が働かなくなるのは、富士山が噴火した際の溶岩が冷えた時に磁力を帯びたものがあるためです。これらは皆色が黒いです。しかし、おじさん言葉を信じて「白い石」に磁石を近づけるも何も起こらず。まあ、そんなに簡単に見つけられるものでは無いのでしょう。
山の中で空気は良いし、川も流れ、小さな滝もあるのでマイナスイオンも出ているはず。体には良いと思います。
ということで、しばらくのんびりした時間を過ごし、戻ることにしました。
バス乗り場まで戻り、例の看板の「気場」へも行ってみることにしました。こちらは山の斜面を下る感じで、足元も滑りやすく結構大変。こちらも病気の方には厳しい道のりです。
それでも何とか到着。すると、山の斜面に丸太で作った「客席」のような段々が作ってあります。下は泥なので、皆ビニールシートなどを敷いて座っています。結構沢山の方がじっと座って、前方を眺めています。きっと「気」を感じようと集中されているのでしょう。またまた鈍感な私には何も感じません。まあ、良い景色であることは確か。
それにここは中央構造線の上のはずです。地形的には貴重な場所ですね。ここはシャトルバスが到着すると多くの方々が来るので、あまり長い時間場所を占領することができず、後から来た方に席を譲る必要があります。私も沢山人が歩いてくるのを見て、ここを退散する事にしました。バス乗り場まで戻るのも大変でした。
さて、バス乗り場に戻ると、既に沢山の方々がバスを待っています。でも、私が来た時よりは少なそう。何とか1回で乗れそうな感じです。
しばし待って、シャトルバスが到着。無事乗車することができました。
この帰りのシャトルバス。凄い運転です。狭い山道を全速力で下って行きます。毎日何回も往復しているから運転手は慣れているのでしょうけど、ちょっとした絶叫アトラクションのようです。あっという間にスタート地点のバス乗り場に到着です。
仮設トイレで用を足し、クルマで帰宅することに。帰りは自宅をナビにセットすれば道を間違えることは無いでしょう。
さて出発。国道152号線を下ります。当然伊那ICから中央道に乗るつもりでいたら、どうも雰囲気がおかしい。ナビを広域表示させると、なんと諏訪ICを目指しています。つまり、中央高速の三角形のてっぺん、岡谷インターチェンジの部分をショートカットする経路を選択したようです。確かに走行距離としては、この方が距離は短いし、高速料金も安いと思いますが、ナビの経路選択肢としてどうなんでしょう。近くにインターがあったら、高速に乗って欲しいです。ナビの設定でも有料道路優先にしていたはずなのですが。
まあ、それでも無事中央高速に合流することができ、後は横浜までまっしぐらです。
昨日の横浜でのライブを終えてから、清里〜長野・分杭峠と結構強行軍でしたが、事故も無く無事横浜に到着できました。
う〜ん、未だに私はパワースポットの御利益を感じられません。もっと霊感が欲しい。
2016年10月9日<===
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